暫定首位！！フロンターレ戦を振り返る
すごい試合でした！退場者を出すまさかの展開からの勝ち点３！！公式戦7連勝！！！そして首位！！！！感動の清水素パルス戦の感想を語っていきます。
事前考察
サンフレッチェは清水を苦手としています。「広島は格下相手に取りこぼす」というコメントをよく目にしますが、ミシャ以来前に厚みをかけるスタイルなので割り切ったカウンターを武器としたチームに裏を取られてそのまま沈むことが多かったですね。清水のカウンターをどう防ぐかというのが焦点になると思っていました。
スターティング
まず「満田がいない」「藤井が今日もいない」この二点ですね。満田は川崎戦を見据えての休養でしょう。藤井が3試合連続でいないというのが気になります。ケガなどしていないといいのですが。
前半
開始直後の印象としては「意外と前から来るな」ということ。２トップと両サイドの4枚がサンフレの最終ラインまでプレスに来ていてそれはある程度効果的だったと思います。しかしながら、時間が進むにつれサンフレがポゼッション率を高めていき「ボールを保持するサンフレ」「カウンターを狙う清水」という様相が出来上がっていきます。ボール支配率は5分5分でしたが前で攻撃を仕掛けていたのはサンフレでした。
サンフレは司、ベン・カリファ、泰志が積極的にサイドに流れてボールを受ける形で前へのビルドアップを成立させます。清水はこれに対して大外は取られながらも中にはしっかりと人数をかけてクロスを跳ね返します。また、柏がサイドで前を向いた時には必ず2人がかりで抑えに行っておりとてもよく整理されていました。
サンフレ側からするとサイドの深いエリアに流れてボールを進められてはいましたが「押し込みすぎてスペースがない」という現象に苦しみます。ただ押し込んでいる分セカンドボールはよく回収できていました。あとはどうやって清水の整理された4－4－2のブロックを崩すのかというのが後半の焦点になっていきます。
後半
最初に決定機を迎えたのは清水でした。（48:55）スローインから逆サイドに振られてそのままゴールキーパーとの一対一。大迫よく止めた！！！右サイドを完全にフリーにしてしまっていました。続け様に（51:30）。左サイドを崩されピンチに。大迫がクロスを弾くも、乾がそれをダイレクトシュート！大迫、本当にナイスセーブ！！！今節の影のMVPは君だ！！！
この場面、続け様に柏の裏が狙われました。しかも上がっていったところのカウンターではなく、サンフレが初めから守備をしている場面からです。ここに誰がついていくのか。次週川崎戦へ向けての修正が必要なポイントですね。清水はここから右サイドから攻撃をくみっ立てていきます。
59分 塩谷一発レッド
カウンターに対して塩谷が乾をファールで止めた場面。VARによりカードの色が変わりまさかの一発退場！？この場面レッドは厳しいと個人的に思うのですが塩谷がイエロー覚悟で止めた判断自体は間違っていないと思います。赤じゃなければ素晴らしいプレーだった…。しかし結果としてこのプレーが清水のいい流れを止めてしまったといえるかもしれません。
まず、カウンターを1番の武器としながらも保持する展開が続いたサンフレ。狙い通りカウンターで決定機を複数回作った清水。後半はやりたいことができていたのが清水。できていなかったのがサンフレッチェでした。しかし退場によりこれが一変。ポゼッションの清水。カウンター狙いのサンフレに立場が逆転します。清水は引いた相手の崩し方がうまくいかず、サンフレ側が数的不利で苦しいながらもある種狙い通りの展開に持ち込めたとも言えます。
川村の2ゴール！！！
川村は後半30分に5－3－1のブロックの左に入りました。右から松本・野津田・川村の三枚が中盤に入りカウンターを狙います。しかし、本当に川村が素晴らしかった！！！その一言。先週そのキック力を買って攻撃に期待とも書いておりましたが、想像以上のナイスゴール！！！二本ともスーパーなゴールでしたね。
1点目は狙い通り。ロングボールをヴィレイラが収めたところからサイドに振る。裏を狙った川村に向けてのラストパスからの得点。これもなまじ数的有利になったぶん、清水が普段やらないGKまでのチェイシングを行ってしまった結果不慣れに後ろを手薄にしてしまったということもあるでしょう。
2点目は清水からすれば事故ですね。一列後ろ、5バックの左に入っていた川村がボールを奪取し左足一閃。どうしても勝ち点が欲しい中、前に出ていた権田は責められません。超ロングシュートを沈めた川村がすごすぎました。
総括
これで公式戦7連勝！！！そして川崎の黒星、マリノスのドローにより、なんと暫定首位！！！！久しぶりですね！！！川村・住吉と新戦力も台頭してきました。全Jリーグファンがサンフレッチェから目が離せません！！！次週は鬼門のC大阪＆川崎戦！勝つぞ１！！！
次回 サンフレの右サイドの人材を考える